ITパスポート試験(IP)
【 Information Technology Passport Examination 】
・ ITパスポート試験とは?
ITパスポート試験とは、初級シスアドに変わるレベル1の試験として創設された、職業人が共通に備えるべき情報技術の基礎知識を測るための新試験。
試験は四肢択一100問、試験時間は165分(1問あたり1分30秒程度)1000点満点(合格基準は満点の60%以上)で行われます。
また、現時点では年2回(春期・秋期)で行われますが、平成23年度を目処にCBT方式の導入を目指しているそうです。
CBT方式とは、コンピュータを活用した試験(Computer Based Testing)の略称で、データベース化した試験問題を、インターネット等を利用して試験会場へ配信し、
コンピュータ上で試験を実施するというもので、教育的効果を高める有効な手段として、IT系資格・認定試験を中心に急速に普及しているそうです。
・その他の情報
難易度は?:★★☆☆☆(やや易しい)合格率は50%ほどで、新しく出ているIPパスポートの本と初級シスアドの参考書・過去問集は用意しておく必要あり
就職は?:この資格だけでは就職は厳しいですが、取得することで資格手当が出る企業もあるそうです。
・受験資格
制限なし
・試験内容
試験時間 | 165分 |
出題形式 | 多肢選択式(四肢択一) |
出題数 | 100問(小問形式88問、中問形式12問) ※全問必須 |
合格基準 | 総合得点60%以上かつ分野別得点30%以上 |
出題比率はストラテジ系35%、マネジメント系25%、テクノロジ系40%
※(カッコ)内の数字は、技術レベルを表す数値です。技術レベル4が最高難易度となります。
●ストラテジ系(1)
1 企業と法務
@経営・組織論、AOR・IE、B会計・財務、C知的財産権、Dセキュリティ関連法規、
E労働関連・取引関連法規、Fその他の法律ガイドライン・技術者論理、
G標準化関連2 経営戦略
@経営戦略手法、Aマーケティング、Bビジネス戦略と目標・評価、
C経営管理システム、D技術開発戦略の立案、E技術開発計画、
Fビジネスシステム、Gエンジニアリングシステム、He-ビジネス、I民生機器、
J産業機器3 システム戦略
@情報システム戦略、A業務プロセス、Bソリューションビジネス、Cシステム化計画、
D要件定義、E調達計画・実施●マネジメント系(1)
4 開発技術
@システム開発技術、A開発プロセス・手法
5 プロジェクトマネジメント
@プロジェクトマネジメント
6 サービスマネジメント
@サービスマネジメント、Aサービスサポート、Bファシリティマネジメント、
Cシステム監査、D内部統制●テクノロジ系(1)
7 基礎理論
@離散数学、A応用数学、B情報に関する理論、Cデータ構造、Dアルゴリズム、
Eプログラミング・プログラム言語、Fその他の言語8 コンピュータシステム
@プロセッサ、Aメモリ、B入出力デバイス、Cシステムの構成、
Dシステムの評価指標、Eオペレーティングシステム、Fファイルシステム、
G開発ツール、Hオープンソースソフトウェア、Iハードウェア9 技術要素
@ヒューマンインターフェース技術、Aインターフェース設計、Bマルチメディア技術、
Cマルチメディア応用、Dデータベース方式、Eデータベース設計、Fデータ操作、
Gトランザクション処理、Hネットワーク方式、I通信プロトコル、Jネットワーク応用、
K情報セキュリティ、L情報セキュリティ管理、
M情報セキュリティ対策・セキュリティ実装技術
☆受験料
5100円