あの日に何が起こったのか~高校生に伝えたいこと~

服飾デザイン科2年生は、MPSの活動として、昨年度に引き続き「環境にやさしい資材でつくる災害対策グッズ 第2弾」に取り組んでいます。この日は、真備町より岡野照美さんにお越しいただき、西日本豪雨で被災された体験をもとに講演をしていただきました。

今まで知識としてしか理解していなかったことも、岡野さんのお話で頭の中に具体的なものとして考えることができるようになりました。大変な思いをされたにも関わらず、明るく分かりやすく伝えてくださいました。生徒一同、いかに多くの方に防災について広めていくかの課題に改めて気づき、気持ちを引き締めることができました。

<生徒の感想より>

当時、私はすごく雨が降っているな、と感じるだけでした。講演を聴くまでは、実際に被災したことがなかったので、大変なことが起きたな、と思う程度でした。でも講演を聴いていると、堤防は決壊し、情報が遮断され、多くの人が逃げ遅れてしまった現実に、想像していたよりもはるかに大変な状況だったことを改めて知ることができました。

私たちが普段利用しているSNSは、時には人を傷つけることがあるけれど、災害の時にはいち早く情報収集に使うことができ、多くの人を助ける手段になることを知りました。

災害はいつ起こるのか分からないし、改めて恐ろしいと感じました。避難警報が出ても、「大丈夫だろう」と思って逃げなかった人や、川が決壊しているのに、その情報が入らず、家に戻り被害にあってしまった人など、その場に自分がいたら同じことをしてしまったかもしれません。ハザードマップで自分の家や避難所を確認し、防災グッズを備え、このことをいかに教訓にして多くの人に伝えていけるかが今後の課題だと感じました。

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