昨日挙行された卒業証書授与式は、厳粛かつ感動的な「これぞ南高」といえる素晴らしい式となりました。
朝、静まりかえった体育館は、厳かな空気に包まれていました。卒業生たちの出身中学校の先生方や、旧職員などから寄せられた祝電も会場に掲示され、開式のときを待ちます。
開式前、いったん中庭に整列する卒業生たち。まだ卒業の実感はなく、いつもと同じ楽しそうな様子です。
いよいよ入場開始です。担任の先生の先導で、番号順に入場。5学科9クラス351名の整列が終わり、開式の辞。深々と礼をして、その瞬間を迎えます。
商業科はじめ5学科から各代表者が壇上に上がり、卒業証書を授与されます。
学校長式辞から来賓祝辞まで、はなむけの言葉をいただきます。また、御来賓の方々の紹介もありました。
誠友会会長を務める林泰成くん(商業科2年)による送辞。先輩方の偉大さ、感謝など、後輩からの思いをしっかりと伝えました。これから自分たちが南高を背負っていくという決意も込められた素晴らしい送辞でした。
卒業生を代表したのは、田淵帆南さん(国際経済科3年)です。3年間の思い出、お世話になったすべての人への感謝を込めた答辞に感動ムードが一気に高まります。卒業生たちは自分の思いを噛みしめながら真剣な眼差しで答辞に聴き入ります。中には涙をこらえられなくなる姿もありました。
いよいよ式はクライマックスへ。卒業生たちが選んだ式歌「遥か」を小野田圭祐くん(情報処理科3年)のピアノ伴奏で歌うときには、涙涙で歌えない姿も。在校生、教職員からは「蛍の光」を贈り、最後は全員で校歌を大合唱しました。卒業生にとっては最後の校歌斉唱。ひときわ大きな歌声が、式の終わりを告げていました。
閉式の辞の後は、卒業生退場です。出口に並んだ3年団の先生方の間を、涙でいっぱいの卒業生たちが次々に退場していきました。
卒業生がいなくなった式場で、最後は3年団を代表し、学年主任から保護者の皆さまへお礼の言葉を述べました。3年間、南高の教育方針に御理解と御協力を賜り、誠にありがとうございました。そしてなにより、すばらしい子どもたちを南高へ預けてくださり、本当にありがとうございました。